障害児を施設に預けっぱなしにする事は可能?気になる入所費用も計算

障害児の育児は大変です。差別的な意図ではなく、
通常の子育てよりも知るべきところが多く、
気を使うところなども多いことを考えれば
障害のない子と全く同じという事は言えないでしょう。

中には育児そのものを投げ出したい方もいるかと思います。

筆者個人としてはそれはとても悲しいことで
可能な限り在宅で様々な支援を使って欲しい
というのが本音です。

しかし同時にそういった親御さんが辛さから
虐待に走る可能性があるのであればそうなる前に
施設に入ることも1つの道なのかなという思いもあります。

では、障害児を障害児施設に預けっぱなしにすることは
可能なのでしょうかなのでしょうか?

障害を持つ子供を障害者施設に入所させる際の費用、
障害者施設に預けっぱなしにした場合にかかる費用、
について解説します。


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目次

障害児を施設に預けっぱなしにすることは今の時代可能かどうか


障害児を障害者施設に預けっぱなしにすることは可能でしょうか?

可能不可能で言えば可能でしょう。

利用の可否は各自治体の判断になります。
利用料もそこで判断される形になります。

ですが、それはすべての障害児を
障害者施設に預けっぱなしにできるかといえば、
やはり、違うと答えざる得ません。

障害の程度によっては自宅で様々なサービスを
駆使して障害児と向き合っていく必要があると
言えるでしょう。

まずはどのような形になるにしろ
児童相談所への相談が前提となります。

そのご本人や家族と調査員が面談、
支援利用計画案を提出し可否決定がされていきます。

親御さん自身の養育意思が低くても
それが永続的なものかも含めて判断されるでしょう。

障害児の家族というのは障害者が家族であるという
事実を受容するのも一定の時間がかかりますので、
今は育てるのが嫌でも将来的には育児に前向きに
なる可能性も十分ありうるのです。

今苦しい親御さんには信じがたいことかもしれませんが
実際にそういった障害受容の段階があることは、
研究によっても明らかになっており、
福祉の業界の中では、ある程度一般的な知識と言えます。

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障害児施設の入所費用とその後にかかるであろうお金を合わせて計算


費用に関しては施設や区分、親の世帯年収など、
様々な要素で変わってきます。

ですが、単純にサービス利用そのものだけであれば、
1万円を超えるということはないかと思われます。

所得に応じて障害福祉サービスの
月負担の上限額は変わりますが、

これらはどれほど高くても、37500円です。

そして入所施設の利用の場合はその限度額が
4分の1まで減るので負担の限度額が月1万円
を超えることはないでしょう。

しかしながら、日用品のをはじめとした消耗品などの
扱いがどうなっているのかは施設によって異なります。
多くの場合はご家族負担になることが多いかと思われます。

食費なども減免措置はあるものの全くタダになるわけ
ではないので、多くの場合はは利用料でギリギリ1万
に届かないが、日用品費で1万円を超えるていどの額
になることが多いかと思われます。

障害児のための施設のまとめ


障害児の育児に疲れている、嫌になっている、
あるいは、障害を持つ子供の将来が不安という
親御さんもいらっしゃるかと思います。
ですが、安易に入所だけに走らないで欲しい
とは個人的には思います。
忘れないで欲しいのは、
子育てをあなただけでやる必要は全くなく、
様々な支援制度を利用してもよいのです。
入所も最初から長期を考えるのではなく、
短期入所を月何度か利用するといったことも可能です。
入所施設に預けることも確かに1つの道ではありますが、
それだけに固執しては子供はもちろん、親だって幸せを
逃してしまいます。
制度は無数にあり、その中から自分達に
必要な支援の形を選び取っていいのです。

在宅にこだわる必要もありませんが、
逆に入所だけにこだわるべきでもありません。

その上で、疲れたら
投げ出す時間があってもいいかと思います。

子供と物理的に離れる時間は
どのような形で生きていくにしろ必要です。

在宅の障害児でも24時間見続ける親はかなり少数ですし、
同じ職員が24時間同じ子供を見ることはほぼないです。
それだけ、子供を見ると言うのは大変なことなのです。

どのような形になるにせよ、
あなたが休む時間は確保しましょうね。

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