保育園から幼稚園に行くメリットとデメリット 転園の際の注意点は?

保育園に子どもを預けていると、「このまま保育園でいいのかな・・・」

と、考えるママも少なくないはずです。

ほとんどの保育園では0歳から預かってもらえるのでとりあえず、保育
園に通わせたものの3歳になって、幼稚園への転園を考えた場合、実際
のところ、どのような問題があるのでしょうか。

そこで、今回は、保育園から幼稚園へ転園する際にそれぞれのメリット
とデメリットについてお話したいと思います。


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目次

保育園と幼稚園のメリットデメリット


まず、基本的に保育園と幼稚園はそれぞれ担う役割が違うということを
覚えておきましょう。

保育園というのは、保護者が何らかの事情で保育出来ない場合に、保護
者に代わって保育を行うものであり、厚生労働書の管轄となっています。
そして入園年齢が0歳からで保育時間は8時間です。

一方、幼稚園というのは、就学前の子どもの心身の発達を促すための幼
児教育を目的としたものであり、文部科学省の管轄となっています。入
園年齢も保育園とは異なり、満3歳からで保育時間は4時間です。

その上で、保育園から幼稚園へ転園する場合のメリットとデメリットを
みていきましょう。

まず、保育園から幼稚園に転園するメリットとしては、

  1. 文部科学省が定めた「幼稚園教育要領」に基づいた教育が受けられる

  2. 例えば、集団生活の中で、遊びを通して勉強したり、就学前の学習基盤を身に付けることが出来ます。

  3. 園庭が確保されている

  4. 保育園は園庭の有無は必須ではありませんが、幼稚園は敷地内に、運動出来るための園庭が、必ず確保されています。小さな保育園では近隣の公園に出向いたりしますが、幼稚園では園内で思い切り遊べるので安心できます。

  5. 課外教室としての習い事がある

  6. 各幼稚園によって異なりますが、体操教室やピアノ教室、英語教室など、通常の保育時間が終わってから希望者は、園内で学ぶことが出来ます。

次に、保育園から幼稚園に転園するデメリットについてもみていきましょう。

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  1. 子どもの環境の変化がある

  2. 子どもにとって、環境の変化は大きなストレスにもなります。今までのお友達と離れてしまい、新たな関係を築いていくことにストレスを感じる場合もあります。

  3. 保育時間が短い

  4. 前述した通り、保育園と幼稚園では通常の保育時間に違いがあります。幼稚園によっては、預かり保育を実施している幼稚園もありますが、別途料金が必要となります。また、幼稚園では預かり保育をしている子どもの人数は少ないことが多いため、子どもにとって仲の良いお友達が通常保育が終わると帰ってしまい、寂しい思いをする場合もあります。

  5. 行事が多く保護者が参加することがある

  6. 保育園とは違い、年間行事が多く、保護者が参加を求められる場合があります。その場合、仕事の都合で参加出来ないと子どもが「なぜ自分の親だけ来てくれないの?」と悲しい思いをする場合があります。

  7. PTA活動がある

  8. 年度始めに役員を決めて、年間行事の中でお手伝いとして参加しなければならないことがあります。仕事をしていても、お休みを取ることが出来れば問題ありませんが、仕事を理由に参加出来ないことが続くと、保護者同士の関係も難しくなることがあります。

  9. 長期の休みがある

  10. 幼稚園には小学校のように夏休み、冬休み、春休みなど土日以外の長期の休みがあります。その期間に預かり保育を行っている幼稚園であれば問題ありませんが、預かり保育を行っていない場合は、預かり先を見つけなければなりません。

保育園から幼稚園へ転園する際に気をつけたいこと


保育園から幼稚園へ転園する際に気をつけたいこととしては、前章で見
てきたとおり、保育園から幼稚園へ転園する際には、事前に確認してお
くことが多いので注意が必要です。

保育園に預けている場合、仕事をしている保護者が多いと思います。保
育園から幼稚園へ転園するということは、子どもの環境が変わるのはも
ちろんですが、保護者の環境も変わることを心に留めておきましょう。

保育園から幼稚園に行くメリットなどについてのまとめ


保育園から幼稚園に行くメリットデメリット、転園の際の注意点などに
ついてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

保育園と幼稚園では、基本的な役割が違うことがお分かりいただけたと
思います。

保育園や幼稚園に実際に通うのは子ども自身です。親の都合はもちろん
ですが、子どもの気持ちになってじっくり考えて決めることが何よりも
大切だと思います。

子どもが笑顔で毎日過ごせる環境を作ってあげることが親子共に幸せな
時間を過ごせることに繋がるのではないでしょうか。

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