サービス管理責任者とはどんな仕事をする人?役割や種類を徹底解説!

福祉の仕事を学んでいると、サービス管理責任者
という言葉を目にする機会がありますが、

サービス管理責任者とはどんな仕事をする人?

と、あらためて問われると「???」ってなりませんか?

筆者は社会福祉士の資格を持ち、障害児支援施設に
勤務していますが、意外と福祉の現場で仕事をして
いる職員でも答えられなかったりするものです。

サービス管理責任者とはどんな仕事をする人なのか、
サービス管理責任者の役割や種類を徹底解説!します。


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目次

サービス管理責任者の役割や具体的な仕事内容を解説


サービス管理責任者の役割は、

文字通り福祉におけるサービスを管理し、
その責任を負うことにあります。

サービス管理責任者の役割を具体的に説明すると、

個別支援計画の策定や利用者との面談、

モニタリングや各種機関との連携、

など、いわゆる直接支援とは違う働きを求めら
れることになります。

直接支援がバラバラにならないように一本筋を通し、
その方向性を束ねるのが役割となります。

ただ、サービス管理責任者がこれらの仕事だけを
やっているという職場は稀で、実際には現場での
直接支援を兼務していることが多数あります。

また、個別支援計画なども事業所によっては、
各利用者担当が書いて管理責任者が確認して、
印を押すといった方式を取っているところもあります。

個別支援計画の策定は、基本的に本来サービス管理責任者の
仕事ですのでこういったことがあるのはあまり良くない傾向
と言えるでしょうが、

福祉の現場の現実としてそういった事態は起こりえます。

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サービス管理責任者には種類がある!?管理する分野の違いとは?


サービス管理責任者というものに個別の種類はありませんが、

当然管理する障害福祉の分野によって、
求められる知識は異なります。

そのため、同じ「サービス管理責任者」でも、
  • 介護
  • 地域生活(身体)
  • 地域生活(知的・精神)
  • 就労

といった具合に分かれています。これらは対応
する講義、講習を受けることで認定されます。

ただし、勤続年数などの要件については、分野
ごとに変わることはありません。

つまり、共通課程として「勤続年数」があり、
専門課程として各項目の「講習」があるという
認識が一番近いでしょうか。

どれか一つでも受講すればサービス管理責任者を
名乗れますが、対応分野でしかそれが機能しない
といった感じです。

全ての講習を受ければ当然全てで機能します。

とはいえ、全てが必要になる機会があるかというと微妙ですが…

様々な角度、ニーズにこたえるという上で知識
はあるに越したことはありません。

受けられる講習はどんどん受けると良いでしょう。

サービス管理責任者とは?についてのまとめ


サービス管理責任者とは?などについて
書いてきましたが、いかがでしたか。

サービス管理責任者の肩書を得るための
勤続年数や要件をみるとそれなりに時間
がかかり、重みもある資格であると言え
るでしょう。

大体の場合、サービス管理責任者をそのまま事業所の
管理職として置く組織が多く、組織図の中で一番下層
で働く形になる現場職員よりは給与をもらいやすい、
若干多めの給料を得ることができるでしょう。

ただし、サービス管理責任者がその手当に
見合うような仕事内容であるかは正直微妙
なところと言わざるを得ません。

管理職に位置するもの大体に同じことが言えますが、

現場の言い分、上司の言い分、クライアント(利用者)の要望、
自分のやりやすい動かし方など様々な点で衝突するので非常に
ストレスがたまることは間違いありません。

サービス管理責任者の仕事は、やりがいはもちろんありますが、
一定の鈍感さや切り替える力を身につけなければ、肩書を得ても
この仕事をすることは難しいでしょう。

サービス管理責任者の仕事に対する能力というよりも
適正的な部分もあるかと思います。

ただ、支援計画の策定等を考えるというのは、
利用者様の人生の方針について自分もその方
と作っていくことができるという点において、
現場とはまた違った喜びがあるのも事実です。

試験などではなく、勤続年数と講習で取得できるので、
やりたい人は今の仕事をしっかりしていれば、いずれ
手に届くものです。頑張りましょう。

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