社会福祉士の受験資格を大学に行かずに得る方法社会人に可能なルート

社会人になってから
社会福祉士の資格取得を
目指そうとお考えになる方も
いらっしゃるかと思います。

そこで現役の社会福祉士の資格を持つ筆者が
社会福祉士の受験資格を大学に行かずに得る方法、
社会人に可能なルートを考えてみました。

社会福祉士の資格が
果たして本当に必要なのかどうか、
個人的な意見もまぜて説明したいと思います。

福祉の業界には
様々な業界で活躍した人が入ってきていますが、
福祉一本で学んできた人の方が資格等の関係から
優位に立ちやすい状況があります。

中途で入ると資格を取れないのでしょうか?
そんなことはありません。

社会福祉士の資格取得についてみていきましょう。


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目次

社会福祉士の受験資格を大学に行かずに取得できるルートはこれ


社会福祉士において一番楽で確実なのは
大学でカリキュラムを受けることですが、
社会人となるとなかなかそうもいきません。

大学に行かずに社会福祉士を取ろうとすると
実務経験が必要になります。

相談援助の実務4年と
一般養成施設に1年間通うのが
シンプルでわかりやすい取得コースです。

また、

児童福祉司
身体障碍者福祉司
査察指導員
知的障碍者福祉司
老司福祉指導主事

のいずれかの実務を4年した上で
短期養成施設に6か月通うことになります。

その他のコースはいずれも、
何らかの形で専門学校、短大、大学に
通う必要があるコースです。

養成機関に行かずに
社会福祉士を取るコースは
専用のカリキュラムを受けた学生だけで、
それでも4年かかります。

基本的には実務にしろ教育機関にしろ、
合計4年の時間に加え養成機関で
6か月から1年という4年半から5年かかる、
長い道のりだということは覚悟する必要があるでしょう。

社会福祉士の資格をとるために社会人にとって最も高いハードルとは?


社会人にとっての一番のハードルはなんといっても、
勉強する時間の確保が一番難しいところかと思います。

他にも最大5年という時間がかかって
得られるのはあくまで受験資格である
ということも、ある意味ではハードルです。

あくまでスタートラインに立ったに過ぎないのですから。

制度や支援の基本というのが変わるのに
5年は十分すぎる時間だと言えるかと思います。

そういった変化をしっかり意識しながら業務に当たれば、
業務がそのまま勉強になることもあるので、
自分の仕事をいかに学びに結び付けられるかは
実際に試験に臨む際の難易度に直接かかわってくるでしょう。

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まとめ 社会福祉士の受験資格はあなたにとって本当に必要?


ここまで社会福祉士を取るルートについて
話しておいてなんですが、実際のところ

筆者は社会福祉士がそれほどの時間をかけた
リターンのある資格かどうかと問われると
正直な所微妙と感じます。

自分自身も社会福祉士は持っていますし、
それによってお給料が増額したり、

転職サイトを見た際に多少好待遇
であるという求人も確かにあります。

もっていてマイナスになることはまずありません。

ただ、社会福祉士はあくまで名称独占資格なので
これがないと仕事ができないという
シチュエーションは少ないことや、

お給料の増額についてもそもそも
他の業種に行った方が高いということも多く、
「得」な資格とはあまり言えないかと思います。

他にも、利用者やクライアントというのは
相談援助という性質上、資格ではなく、
支援者の人柄に頼っています。

向こうからすれば実際の支援が良質であれば、
資格のあるなしはあまり関係ないというのが実際の所です。

もちろん社会福祉士の知識があれば
クライアントに対してより多くの
選択肢を提示できる可能性は高まり、
より良い支援ができます。

そういう意味では社会福祉士は
自分の福祉に関する知識が
国家に認められる程度にあることの
証明という割り切った認識をするのが
一番良いと思います。

夢や人間味のない話かと思われるかもしれませんが、
国家資格をとったから自分は偉いなどと
驕った気持ちで支援に当たって
失敗するよりは何倍も良いです。

厳しい言い方になりますが、
やはり、福祉に一定の情熱があり、
よりよい支援をしたいと考える方こそ
取るべき資格かと思います。

教科書だけではいけないと
言われるのが福祉の業界ですが、
教科書に書かれた基本は無駄な物では
決してないと筆者は確信しています。

情熱のある方が学べばきっと大きな力になるはずです。
福祉で活躍したいという方はぜひ頑張ってみてください。

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