三福祉士を全て取って福祉の世界で活躍!その違いや取得難易度を解説

高齢者、障碍者、児童等、
様々な分野から常に必要とされる業種の福祉。

福祉という分野の仕事は、
人が社会と言う物を維持する限り
必ず残り続ける業種です。

そんな福祉のなかでも日本では、

社会福祉士
精神保健福祉士
介護福祉士

という三つの国家資格があり、
今日も様々な活躍をしています。

福祉関係で三大資格と言われる
三福祉士の資格取得を目指している方に、

それぞれの資格の違いや所得難易度、
取得すべきおすすめの順番などを解説します。

資格を持つことの意義をお伝えします。


スポンサーリンク

目次

三福祉士の違い 役割や実際の業務内容について知っておこう!


社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士
においては根本的に求められる役割の意味合いは違いがなく、

「クライアントが社会に参加した上で幸福に生きることができるように支援する」

ことになります。

しかし、そこに至るために
やるべきことはそれぞれ微妙に異なります。

精神保健福祉士は
その対象の特性から主に病院での勤務などが中心になりやすく、
医療分野との連携が他の2つの資格よりも重要性が高いです。

同時に、医療分野の治療方針が
クライアントの幸福につながらないと思われる場合は
意見を戦わせるような場面もあります。

社会福祉士は
これといった限定された対象がおらず、
社会的弱者と言えるような立場の人全てに対して
支援できる必要があります。

求められる知識の範囲は非常に広いと言えるでしょう。
ただし、実際には就職した事業所の業務分野の
クライアントが中心となります。障害者施設なら障害者等。

この資格の強い所は広い知識があるため、
様々なクライアントのオーダーに応えられる点にあり、
複合要因を持つクライアントへの対応も
高いレベルで期待されやすくなる資格と言えます。

介護福祉士は
介護が必要な方、重度の身体障害や高齢の方に特化した資格です。
こちらもその性質上医療分野との連携が重要です。

また、介護というと一般に
身体的な支援を連想する方が多いかと思いますが、
身体が不自由なことから生まれる心への負担の軽減等の
知識も要求される資格です。

スポンサーリンク

三福祉士の資格取得難易度 もしかして、取得に有利な順番がある!?


福祉の理解や制度は日々進歩しており、
資格の受験要件そのものが変わる可能性があるので
確実にこちらが有利!と言い切ることはできませんが、
今学生の方でこれから三大福祉士を
すべて取得しようと考えるならば、
社会福祉士、精神保健福祉士の二つを必ず取得しましょう。
というのも、実務で受験資格を得ようとすると
4年の期間に加え短期養成所に行く必要があります。
これに対して介護福祉士は実務経験3年と
実務者研修で受験資格が得られるため、
1年分早く取ることができます。
ですので、大学で社会福祉士、精神保健福祉士の受験資格を
得ることを目指して講座を取り、卒業と同時に両資格を取得、
その後、3年実務に従事して介護福祉士という流れが良いかと思います。
卒業後、社会福祉士受験資格で
1年制介護福祉士養成施設をという選択肢が
制度上は存在しますが該当施設がないため、
現状は実質無効なルートです。
ただ、これから4年のうちに
該当施設ができる可能性が0とは言えないため、
いずれにせよ社会福祉士、精神保健福祉士を先に
取得しておけば卒業時点で養成施設があればそこへ、
なければ就職3年間の実務の後介護福祉士というのが良いでしょう。
社会人の方で、大学、要請施設に行かないという方であれば、
身体障碍者系の施設(直接介護が業務に含まれるもの)に就職、
3年目で実務者研修取得の上介護福祉士取得、
4年目に社会福祉士を受験し取得、
5年目で精神保健福祉士が無難な流れでしょうか。
既に福祉分野にいる方は、
自分の分野の該当範囲が介護なら介護福祉士を
それ以外なら社会福祉士を先に取るのが、
比較的受験資格の効率が良いかと思います。
精神保健福祉士は社会福祉士をとれる4年制大学なら
だいたい同時に受験資格を取得できるカリキュラムも
あるのでそちらを利用して卒業と同時に両資格取得が理想的です。
また、社会福祉士さえ取れてしまえば
それが精神保健福祉士の受験資格として
機能するので卒業した後に改めて実務経験を積む必要がありません。

まとめ 三福祉士の資格をすべて取って、ぜひ福祉の現場へ


どの資格も本当に現場で使うだろうか?
と思われるほど幅広い知識を要求されます。

介護、精神保健福祉士も、
特化した資格と言っても

それを最大限生かすための周辺知識も必要なので
実際にはそこさえ勉強すればよいと言う物ではありません。

しかし、この知識は必ず現場で
クライアントの幸せと
あなたへの評価と言う形で還元される知識です。

一見使いそうにない知識でも、
その知識があるということは、
それだけクライアントの選択肢を
広げるということになります。

また、あまり気持ちのいい話ではないかもしれませんが、
福祉の知識は当然自分が利用するときも、強い力を発揮します。

困った時に頼っていい場所を知っている人は
意外と少ないものです。

福祉の知識として知っているというだけで
安心感が違います。

子どもたちや就職した若者の自殺なども非常に良く聞く話ですが、
これは相談できる相手がいたら違ったかもしれません。

親、友達などの身の回りの人以外にも
頼れる人、制度があるということを
知れるということにも大きな価値があるのです。

自分自身の幸せにもつながる知識ですので
是非学んでみてくださいね。

スポンサーリンク