ソーシャルワーカーと生活相談員の違いを簡単に現役社会福祉士が説明

ソーシャルワーカーと生活相談員の違いって何?
という疑問をお持ちの方に現役の社会福祉士が簡単に
わかりやすく説明すること挑戦してみます。

福祉に興味がある。

将来、福祉関係の仕事に就きたいと思っている。

福祉の勉強を始めたばかり。

な方に向けて、頑張って書いてみました。

福祉について分かりづらいと言えば、まずはその用語の多さ。

福祉の業界は本職でもうんざりするほど
紛らわしい用語が多いです。

ソーシャルワーカー、生活相談員などは
その名称から具体的な仕事を連想しにくいというのも
そのイメージを作ってしまうのに一役買っているでしょう。

今回は福祉の世界の名称について説明していきながら、
ソーシャルワーカーと生活相談員の違いについて解説していきます。


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まずは、ソーシャルワーカーとは何かを簡単に事業例をあわせて解説


さて、ソーシャルワーカーですが
原義は生活で困っている人や不安を抱える人、
疎外されている人に対して関係性を作り、
問題解決のために働く人のことを指します。

もともとの意味で言えば
福祉の業界で働く人すべてが
ソーシャルワーカーと言えるわけです。

生活相談員も
広義ではソーシャルワーカーというわけですね。

生活相談員は国の定める資格を持っていれば名乗れる資格です。
社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格がこれに該当します。

その他、都道府県が独自に定める資格を持っている場合も
その都道府県では名乗ることができます。

ソーシャルワーカーも
「社会福祉士及び介護福祉士法」、
「精神保健福祉士法」の制定によって
社会福祉士や精神保健福祉士のような
国家資格を持つ方を指すことが増えてきました。

ただ、社会福祉士や精神保健福祉士は
名称独占のため、無資格で名乗ることはできませんが、

ソーシャルワーカーは
資格そのものではないので自称しても問題ないため、
非常にややこしい状態と言えるでしょう。

また、そもそもの話として、
ソーシャルワーカーそのものを名乗る人は少ないです。

多くの場合その事業所での役職と持って居る資格を名乗るために、
ソーシャルワーカーと名乗る機会は少ないわけです。

社会福祉士と精神保健福祉士の事業例 相談支援とは?

さて、事業例ですが広義の話をするなら福祉に携わるあらゆるものが
ソーシャルワークと言えますがそれでは広すぎるため、
狭義の方の社会福祉士、精神保健福祉士に絞りましょう。

こちらもあくまで名称独占資格なので実際の所、
おこなう事業そのものに大きな差がでることは少ないのですが、
この二つの代表的な仕事といえば相談支援です。

依頼者の悩みを聞き、
必要に応じて医療等につなげるのが主です。

例を挙げると

子育てが大変で協力してくれる人がいない、このままでは虐待してしまうかもしれないといった母親の悩みを聞き、必要なら子どもを預けられるサービスを紹介したり、母親自身のカウンセリングにつなげる。

身体不自由の方が海外旅行に行きたいといった相談にどういった支援があればそれを実現できるか検討し、同行サービスや行先の施設のサービス内容の確認などをする。

精神病で悩みを共有できる人がいないという相談に対して、同じ病気の経験者の会合や、医療サービスを紹介する。

などなど、様々な相談内容にこたえる必要があります。

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ついでに、社会福祉士と精神保健福祉士の違いも知っておこう!


社会福祉士と精神保健福祉士はともに名称独占資格で
これがなければできない業務があるわけではなく、
試験範囲も共通部分が多い上、どちらも相談業務という、
何故分ける必要があるのかと疑問に思う方もいるでしょう。

社会福祉士と精神保健福祉士の違いで大きな点は
精神保健福祉士の方が医療分野とのかかわりが深いという点にあります。

社会福祉士も精神保健福祉士もその仕事の根本部分、
社会的に弱い立場になってしまった人がその人らしく
幸福に生きるためのお手伝いをすることにあるわけですが、

精神保健福祉士は、対象が精神障害を抱える方という性質から
医療により密接にかかわる形になります。

そのため、より局所的に、
より深い知識が必要とされる場面があるということです。

社会福祉士はより広い範囲の知識を知り、
様々なニーズにこたえることが求められます。

医療現場を批判するわけではありませんが、精神に関する分野は往々にして、
医師の治療方針が薬だよりで、症状を抑えることに注力するあまり、
本人の楽しく生きるという観点が見失われてしまったりすることもあります。

「医療は命を守り、福祉は生活を守る」なんて言葉もあるほどです。

福祉には本人の本来持っている力を関係性から引き出したり、
より活かせる環境はないか検討したりという、
連携しつつも必要とあれば連携先と意見をぶつけあうといった機能が求められます。

当然社会福祉士も必要に迫られればそういった意見を戦わせることをしますが
精神保健福祉士はその性質上そういったことが多くなりやすいと言えるでしょう。

ソーシャルワーカーと相談員の違い まとめ


福祉の代表的な資格と言える社会福祉士、精神保健福祉士ですが、
これらは先ほども説明した通り、名称独占資格で、
これがないとできない仕事というのは実のところさほどありませんが、
生活相談員のようにこの資格がないと名乗れないものがあったりすることや、

福祉の勉強をした知識は現場で絶対に活かせるので、
福祉を将来的に目指す方はぜひ勉強してこの資格を取ってほしいと思います。

現場と教科書は違うという人もいますが、
一人の社会福祉士として、教科書の基礎ができている人は
工夫やアイデアを出すときに様々な引出しから選択することができます。

それはそのまま利用者の選択肢を広げることにつながります。
勉強しているからえらいというつもりもありませんが、
努力は間違いなく結果につながります。頑張ってみてくださいね。

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