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- 10月・11月・12月
![ふるさと納税の仕組みを経験から簡単にわかりやすく解説!何がお得?](https://i0.wp.com/usisan.net/wp-content/uploads/2019/08/hurusatonouzei-sikumi-1.png?fit=640%2C427&ssl=1)
今や知らない人はいない《ふるさと納税》
ですが、
ふるさと納税の何がお得なのか、今さら
聞けないという方のために、
ふるさと納税の仕組みを簡単にわりやす
く、経験をもとに解説いたします。
また、改悪とも言われる今回のふるさと
納税の仕組みの見直しについても、
どう変わるのかなど、私なりのの考えも
踏まえながら、ご紹介します。
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ふるさと納税の仕組みを知ればこんなにお得!?わかりやすく解説
![](https://i0.wp.com/usisan.net/wp-content/uploads/2019/08/hurusatonouzei-sikumi-2.png?resize=640%2C427&ssl=1)
本来、ふるさと納税の制度は、人口減少
によって税収不足に悩む自治体への支援
策として生まれました。
始まったのは2008年(平成20年)で当時
の寄付件数は5万件、寄付額も81億円ほど
でしたが
7年後の2015年(平成27年)には寄付件
数726万件、寄付額1652億円にまでふく
れあがり、
その後も、年々記録を更新していきます。
現在は、当初の目的だった《寄付》とい
う多利精神が、
《お礼品目的》《お得感》という、私利
精神にすりかわってしまった感がありま
すが、
それでも、やらないにこしたことはない
制度であると言えるでしょう。
実際、私は2016年から、ふるさと納税の
制度を利用しています。
ふるさと納税の仕組みを分かりやすく解説しますと――
ある自治体に寄付をすると、寄付金額から2,000円を引いた金額が全額もどってくる。(※複数個所への寄付の場合は寄付金額の合計から2,000円を引いた額)
というもの。その付加価値として――
寄付した自治体から、寄付金額に応じた
返戻品がもらえるというのがあります。
ある自治体に寄付をすると、寄付金額か
ら、2,000円を引いた金額が全額戻って
くるとは、どういうことなのでしょう。
金額が戻ってくる、を堅苦しい表現にす
ると、
以下の税制優遇措置(控除)①~③が受
けられる、という意味になります。
-
所得税からの控除
-
個人住民税からの控除
-
個人住民税からの特例控除
この①~③の合計額が《ふるさと納税額-
2,000円》の式で表され、
《実質2,000円で返戻品がもらえる》と
いう宣伝文句につながるのです。
よって、ふるさと納税でお得感がでるの
は返戻品の価値がが2,000円を超える場
合、となります。
ここで念を押しておきたいのが《還付金》
《返戻金》と謳ってはいるものの、
本人の手元に現金として戻ってくるので
もなければ、支払うべき税金の総額が減
るのでもない点です。
本来納めるべき税金(住民票上の住所地
への納付)の合計額から、
ふるさと納税(寄付した自治体への納付)
した分が差し引かれる、
つまり、寄付額が本来の住民税額に充当
された結果として、「安くなる」という
表現を使っているだけですので、
ふるさと納税の仕組みについては、この
点をよく理解しておいてください。
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ふるさと納税の仕組みが変わる!?最近報道されているのは何のこと?
![](https://i0.wp.com/usisan.net/wp-content/uploads/2019/08/hurusatonouzei-sikumi-3.png?resize=640%2C427&ssl=1)
ふるさと納税は、年々認知度と人気が高
まり、ついには過熱状態へと至りました。
ようやくというか、やはりというか、総
務省が動きました。2019年6月から、
ふるさと納税の仕組みが変わります。ふ
るさと納税の仕組みの変更点は以下の3
つです。
-
返戻品の返戻割合を30%以下とする
-
返戻品は地場産品とする
-
総務大臣がふるさと納税対象の自治体を指定する
今回対象外となったのは、以下の5つの
自治体です。(※2019年6月時点)
・大阪府泉佐野市
・静岡県小山町
・和歌山県高野町
・佐賀県みやき町
ただし対象外であっても寄付自体は可能。
-
返戻品がもらえない、
-
先に述べた3つの税制優遇措置のうち③が適用されない
という2点の恩恵が受けられないという
意味の対象外です。
さらに注意が必要なのは、上記5自治体
のほかに、対象期間限定の自治体が43
団体あること。
寄付を行う前に、以下のリストで確認す
ることをおすすめします。
総務省ふるさと納税に係る総務大臣の指定
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zeimu04_02000071.html
改悪とも言われる今回のふるさと納税の
仕組みの見直しですが、
個人的には本来の目的にもどっただけの
ように感じます。みなさんは、いかがで
しょうか。
「お礼品がもらえる」といっても、対応
や品質は実に様々です。
すごく丁寧な自治体もあれば、信じられ
ないほど杜撰な自治体もあります。
こればかりは寄付してみないとわかりま
せん。
私もある自治体からのお礼品の質の悪さ
に唖然としたことがありました。
でも「主体はあくまで寄付。お礼品は粗
品(=本来はもらえない物)」という姿
勢で受けとれば、
がっかりすることも期待外れも感じない
のでは… と最近になって思い改めるよう
になりました。
いただく方も謙虚さが必要ということで
すね。
ふるさと納税の仕組みを経験から簡単に解説!のまとめ
![](https://i0.wp.com/usisan.net/wp-content/uploads/2019/08/hurusatonouzei-sikumi-4.png?resize=640%2C427&ssl=1)
今回は、ふるさと納税の仕組みと、なに
がお得かについて、
なるべく簡単に、わかりやすい解説にな
るようにお伝えしてきましたが、いかが
でしたでしょう。
返しになりますが《還付金》《返戻金》
と謳ってはいるものの、
本人の手元に現金として戻ってくるので
もなければ、支払うべき税金の総額が減
るのでもない点にご注意ください。
寄付額が本来の住民税額に充当された結
果として、「安くなる」という表現を使
っているだけです。
今回お伝えした内容が、少しでも参考に
なれば幸いです。
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