金沢兼六園の銅像に鳩などの鳥が寄り付かない理由の「なぜ?」を解説

金沢の観光名所の一つとして兼六園が
ありますが、

金沢の兼六園には、単に観光名所とし
てだけでなく、特徴的なものが一つあ
ります。

それは、金沢兼六園にある銅像、日本
武尊像です。

金沢の兼六園にある銅像の何が、特徴
的だというのでしょう。

それは、日本武尊の銅像には、鳩など
の鳥が寄り付かないと言われているた
めです。

「それだけ・・・?」と思う方もいる
かもしれませんが、

屋外に置かれたものに鳩などの鳥が近
づかないというのは珍しいことです。

鳥が景観の一部になることもあります
が、鳥糞等の被害のある銅像というの
は嫌なものです。

なぜ、金沢の兼六園にある銅像には鳩
などの鳥が寄り付かないのでしょうか?

その理由をご紹介していきます。


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目次

兼六園の銅像に鳩などの鳥が寄り付かない科学的な理由とは?


兼六園の銅像、日本武尊銅像に鳩など
の鳥が寄り付かない理由は一言で言う
とシンプルで、

「鳥が嫌がる電磁波を出している」が
答えになります。

別に日本武尊像の力におびえて鳩など
の鳥が寄ってこないというようなスピ
リチュアルな理由はありません。

そうであれば、それはそれでロマンを
感じはしますが、残念ながら本当に電
流が流れているというだけです。

では、何故そんな電磁波をこの兼六園
の銅像が出しているのかという疑問が
出てきますが、

これは兼六園の日本武尊の銅像に含ま
れているヒ素の含有量が通常の銅像の
およそ5倍の量だからだそうです。

金属にはそれぞれの電位があり、混合
量が多いほど、電位差が発生します。

そうすると、当然電気が流れやすくな
るのでそこには電磁波が発生するとい
うわけです。

人間は別に触れてもビリッと来たりす
るわけではありませんが、

鳥の感知能力は人間の50万~100万倍
と言われており、その微弱な電磁波で
さえ、不快に感じるというわけです。

この銅像の銅とヒ素の比率を同じにし
たものをシート状にした実験がありま
したが、実際に鳥が寄り付かなくなっ
ています。

とはいえ、この鳥が寄り付かないとい
う状況は狙って産み出されたものかは
微妙なところです。

この日本武尊像は日本で最初の銅像で
もあるのですが、

当時の技術では銅を完全に溶かしきる
ほどの温度を作り出すことは難しいの
です。

そのため、ヒ素や鉛などを混合して溶
けやすくするという手法がとられてい
たのだとか。

つまり、銅を少ない温度で溶かす工夫
をした結果生まれた副産物が、

鳩などの鳥を寄せ付けない兼六園の銅
像というわけですね。

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兼六園の銅像の場所はどこ?そもそも日本武尊とはどんな人?


兼六園の銅像、日本武尊像の場所は兼
六園の千歳台です。

千歳台は兼六園の中で一番見晴らしが
よい場所で、

日本庭園的な場所が多い兼六園の中で、
大きさや雰囲気に微妙なミスマッチ感
があり、目立ちます。

千歳台に行って、日本武尊像が見当た
らないということはまずないでしょう。

さて、日本武尊についてですが、日本
武尊と書いても、あまりなじみのない
名前のように感じるかもしれません。

しかし、読みとしては恐らく聞いたこ
とがない、という日本人はいないでし
ょう。

日本武尊は、「やまとたけるのみこと」
と読みます。

そう!「ヤマトタケルノミコト」です。

ゲームのキャラクターなどとして登場
していることも多いですね。

関わる神社も非常に多く、様々な側面
が描かれており、さすがにここで全て
紹介するのは困難ですが、

古事記や日本書紀で主に登場していま
す。有名なエピソードとしては、八岐
大蛇の尾から草薙剣を手に入れた話で
しょうか。

金沢の兼六園にある銅像についてのまとめ


金沢の兼六園にある銅像、日本武尊像
に「なぜ?」鳩などの鳥が寄り付かな
いのかについて、

ご紹介してきましたが、いかがでした
でしょうか。

金沢の兼六園の銅像に、鳩などの鳥が
近づかない理由は、

実にシンプルかつ科学的なので、一般
的な家庭用の鳥よけに応用されていな
いか調べてみましたが、

鳥対策という形で検索をかけると、ネ
ットや、鳥の嫌がる臭いの成分が入っ
たスプレーの利用、

本格的と思われるものでも超音波とい
った感じで、余り一般に利用されるも
のではないようでした。

コストに見合わないのか、他に理由が
あるのかはわかりませんが、

とにかく現時点では、金沢の兼六園に
あるこの銅像の成分を利用した鳥よけ
というのは残念ながら一般には出回っ
ていないようです。

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