バレンタインにチョコを贈る始まりはソニー?起源の真実

昔、竹村健一さんの番組でソニーの盛田昭夫さんが「バレンタインにチョコを贈るのはソニーが流行らせた」みたいなことを言っていて、「へぇー」と思ったものでした。

さらに、「うちが流行らせものに、お菓子業界がのっかってきた」との発言も…

結構昔の話だし、記憶も曖昧なのですが、本当にバレンタインにチョコを贈る始まりは、ソニーからだったのか、起源の真実をまとめてみました。


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目次

バレンタインにチョコを贈るようになった始まりは?


バレンタインにチョコを贈る始まりは、イギリスのお菓子メーカー「キャドバリー社」が1868年頃に発売した、贈答用のチョコレートボックスやハート型のバレンタインキャンディボックスが、きっかけと言われています。

日本でバレンタインにチョコを贈ることが流行り始めたのは1958年頃からと言われていて、日本でこの流行を作ったのはどこかについては諸説があります。

主な説は、4つ。

神戸モロゾフ製菓(現在のモロゾフ)説

1936年2月12日に英字新聞に「あなたのバレンタインにチョコレートを贈りましょう」と広告を出す。これが確認しうる最も古いバレンタイン広告とするもの。

メリーチョコレートカムパニー&伊勢丹説

メリーチョコレートカムパニーが伊勢丹新宿本店で「バレンタインデーセール」と銘打ってキャンペーンを行ったことをもって流行の作り手とする説。

森永製菓説、伊勢丹説

1960年に森永製菓が出した新聞広告と、1965年に伊勢丹がバレンタインデーフェアを開催し、これがバレンタインデーが普及するきっかけになったとする説。

ソニープラザ説

1968年にソニープラザがチョコレートを贈ることを流行らせる試みを行ったことをもって、日本のバレンタインデーはソニーが作ったとする説。

私が知っていたのはこのソニープラザ説。昔、ソニーの盛田昭夫さんがよく言っているのを聞いた覚えがあります。

バレンタインデーを作ったのはソニー?


昔、日曜の朝8:00から放送されていた竹村健一さんの番組「竹村健一の世相を斬る」をよく見ていたのですが、この番組には、中曽根康弘さんや竹下登さん、宮沢喜一さんなどの政治家や経済界からのゲストなどが毎回出演されていました。自民党幹事長時代の小沢一郎さんとかも出ていたかも…

この番組には経済界からソニーの盛田昭夫さんがよく出演されていて、その発言の中でとくに印象に残っているのが、バレンタインデーに関するものです。と言うか、他の発言は今となっては思い出せません。

記憶違いがあるかもしれませんが、その中で、

「バレンタインデーにチョコを贈るのを流行らせたのは、ソニー」

「お菓子業界がその流行りにのっかってきただけ」

みたいな発言がすごく印象に残っています。何度か聞いたことがある気がしますけど、覚えている方いますか? ちなみに、大前研一さんを初めて知ったのもこの番組でした。

見ていたのは子供の頃でしたが、「竹村健一の世相を斬る」大好きだったんですよねぇ。後番組の「報道2001」とか全然面白くなかったです。続いてほしかったなぁ。

と、話がそれてしましました。

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バレンタインにチョコを贈る起源となったのは?


バレンタインにチョコを贈るようになった起源とは結局、どれが正しいのでしょう。真実と言ったら大げさですが、起源の真実はどこが始まりなのでしょう?

実は先に紹介した4つの説全てに言えることですが、どの説も当時はパッとしなかったようで、どれかの説のあとに「バレンタインにチョコを贈ることが大流行!」といったこともなかった様子。

流行らせよう、流行らせよう、とした業界の思惑はいまいち上手はくいかず、その一方で1970年代になると小学校高学年から高校生の間でバレンタインデーにチョコを贈ることが流行りはじめ、1980年代には、家族に贈ろうとする主婦層にも広がりを見せ始めます。

世間一般ではバレンタインは「チョコレート業界の陰謀」のような受け止め方がありますが、少なくとも始まりは、そうではなかったようです。業界の思惑と、はずれたところで流行り始めたバレンタインデーに、お菓子メーカーがのっかったのが真相のよう。

今は、業界の都合に踊らされているのかもしれませんが…

バレンタインにチョコを贈る習慣のまとめ


最初は、ソニーの盛田昭夫さんの言葉を信じてバレンタインデーにチョコを贈ることを始めたのは、てっきりソニーだと思っていた私。でも、実際には4つの説があり、どれも決定打に欠けるというか、お菓子メーカーの思惑通りにはいかなかった様子。

ただ、少なくともソニー単独で流行らせたのではないのかなぁ。と感じました。

しかも、業界が流行らせようとして流行らなかったことが、子供たちの間で流行り始めたのも面白いところ。流行は作ろうと思って作れるものじゃないのかもしれませんね。

買う方の立場としては、業界の思惑を上手く利用して最大限、楽しみましょう

この記事がわずかでも、参考になれば幸いです。

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