雛人形の処分に供養は必要?台や道具はゴミに出してOK?

雛人形の処分に供養は必要でしょうか? 雛人形の処分に供養が必要だとしたら段飾りに使う台や道具も供養しなければならないのでしょうか?

雛人形を処分する理由として大きいのは、やはり保管場所の問題。いざ、処分しようかと思っても人形だけに悩みますよね。そこで、今回は、雛人形を処分する際に供養が必要なのかどうかと、台や道具の処分はどうすればよいのかなど、まとめてみました。


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目次

雛人形の処分に供養は必要なの?


ひな祭りは、民間伝承なので時代や地域によっても風習が異なり、とくに決まりはないのが本当のところ。ただ、雛人形は女の子の成長を願うしるしであり、子供の身代わりとなって厄災から守る「人形(ひとがた)」「形代(かたしろ)」と古くから考えられてきましたし、その考えは現在でも根強く残っています。

また、雛人形に限ったことではありませんが、人形には「魂」が宿るなどと言われます。たとえ、科学的な根拠はなくとも、そう言われるとそんな気もしてくるから不思議です。

そこで気になるのが人形供養です。雛人形も処分の際は供養が必要でしょうか?

あくまで、個人的な意見ですが「供養が必要か?」と、少しでも気になった人は雛人形を供養した上で処分なさるのが良いかと思います。

なぜなら、その疑問が出るということは少なからず「人形には魂が宿る」との説、もしくは迷信を信じる気持ちがあるからにほかなりません。

これからの人生で悪いことが起こった場合に「あ、あの時」と関連付けて考えてしまうかもしれません。その場合でも周囲には「雛人形を供養しなかったせいだ」とは言えないでしょう。そういうことを信じていると周りから見られることを嫌うはずです。

私ならきっとそうです。

周りには、「そんなこと関係ないよ」風な態度をとっておきながら、内心では気にしまくると思います。だからと言って、やり直しはできません。

そもそも人形供養に必要性を見出さない人は、はなから、供養のことなんか気にしないはず。彼らが気にするには、何のゴミの日に出すかであって、供養のことではありません。もしかしたら、人形供養自体、知らないかもしれませんよ。

「燃えるゴミの日に出した」っていう人もいるんですよ。

気にならない場合はそれでいいですが、少しでも気になるなら雛人形を処分する場合は、供養してもらった上でするのがいいかと思います。

雛人形の台の処分はどうするの?


雛人形を飾る際に使う「台」の処分はどうするのがいいでしょう?

雛人形の段飾りに使う「台」はゴミの日に投げてしまってかまいません。何曜日に投げるのか、それとも粗大ゴミとして捨てるのかは、使用している台によりますので、お住いの自治体のルールに則って処分しましょう。

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おそらくは、粗大ゴミとして扱われる場合が多いかと思います。

人形なら「魂」が宿るなどの理由によって、供養するという行為が思いつきますが「台」はなんの関係もありません。実際、雛人形を含む人形供養を執り行っている神社やお寺などでも、雛人形の「台」や「ケース」の処分まで引き受けてくれるところは少数です。

同じ理由で、雛人形の道具の処分方法も「ゴミの日に出す」で結構です。

雛人形の道具を処分する場合


子供の身代わりになってくれる「人形(ひとがた)」「形代(かたしろ)」とは、あくまで人形のこと。道具類は関係ありません。段飾りに用いられる「台」と扱いは一緒です。

そのため、ゴミの日に捨ててかまいません。

雛人形の道具類は台と同じく、神社やお寺では引き取ってくれない場合が多いです。

場合が多いというより、ほぼ引き取ってもらえないと思います。でも、どうせ処分するなら全部引き取ってもらいたいですよね。そのほうが手間が省けますし。

民間業者やNGO的なところでは、台もガラスケースも道具類も引き取ると謳っているところもありますが、良いサービスかどうかまでは、判断できませんでした。

雛人形の処分に供養は必要? まとめ


雛人形を処分する際に供養してもらうかどうか悩む方は多いと思います。私自身、子供の頃によく見た「あなたの知らない世界」の影響か、こういうのは結構、気にします。

捨てなくていいなら、それに越したことはないですが、事情も色々かと思います。

もし、保管場所の問題で雛人形の処分をお考えなら、まずは、段飾りに使う「台」だけを処分してみるのはどうでしょう? 案外、スペースが空きませんか?

それでもだめな場合は、供養した上で雛人形を処分するのが良いかと思いました。

この記事がわずかでも、参考になれば幸いです。

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