ひな祭り雛人形の並べ方 お雛様は左右どっちでどこに飾る?

ひな祭りの疑問で多いのが、雛人形の並べ方。内裏雛を左右どっちに飾るのが正しいのでしょう。答えを知っている方も多いと思いますが、「では、中部地方では?」

そこで、ひな祭りの雛人形の並べ方。お雛様は左右どっちに飾るのが適切で、また、どこに飾るかの注意点についてなど、まとめてみました。


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ひな祭り 雛人形の並べ方 ある日会社に行ったら


ある日会社に行ったら、雛人形が飾られていました。少し違和感を感じましたが、とくに気にもとめず仕事開始。同僚に言われて、はじめて気づきました。

「あれ、家のと逆だ」

内裏雛(だいりびな)の男雛(おびな)と女雛(めびな)の並べ方が、自宅に飾ってあるものと逆になっていました。その時、疑問に思って飾り付けを担当した方に聞いたこと、さらに、調べてみたことを、まとめてみました。

ちなみに、

童謡にもある「お内裏様とお雛様」という呼び方は間違い。

「お内裏様」も「お雛様」も、本来は「男雛と女雛」の2人を指す呼び方。

どうして、ついつい「お内裏様とお雛様」と言ってしまうかといえば、やはり有名すぎる童謡「うれしひなまつり」の影響でしょう。

作詞家のサトウハチローさんが、ご自身の娘さんに雛人形をプレゼントした前後に書かれたと言われるこの童謡。作曲は河村光陽さんで、1936年(昭和11年)1月に発売されたといいますから、もはや、聞いたことが無い人はいないくらいに浸透していますよね。

はい、「おだいりさまと、おひなさま、ふたりならんですましがお」と歌ってます。

誤用はここから広まったようです。でも、か、歌詞はいい歌詞だと思います(汗)

前置きが長くなり失礼しました。ひな祭りの雛人形の並べ方に正解はあるのでしょうか?

お雛様は左右どっちに飾るのが正解?


実はどちらも正解。地域で違いがあるだけなんです。

自宅では、男雛を向かって左に、女雛を向かって右に並べました。でも会社に行ったら、お雛様の並べ方が逆。そこで、飾った人に聞いてみたところ、「自分は子供の頃からこう並べている」とのこと。なんでも、京都出身の方で京都では皆、この並べ方なのだそう。

「関東式」「京都式」もしくは「関西式」という呼び方を聞いたことがある方も多いかと思います。「じゃあ、中部地方は?」と言われそうですが、「関東式」が無難です。もちろん、逆でもかまいません。決まりはありません。

京都を中心とする関西では、男雛を向かって右、女雛を向かって左に並べます。

東京を中心とする関東では、男雛を向かって左、女雛を向かって右に並べます。

京都や関西地方での並べ方が、古くから伝わる並べ方であるのに対して、東京や関東地方の並べ方は、昭和初期頃から広まったとされる比較的新しい並べ方です。

しかし、変わったのは男雛と女雛だけで、他の人形や飾りの並べ方は変わっていません。

なぜ、古来からある並べ方が変化したのかについては、昭和天皇の即位礼に東京の雛人形業界がならったとか、西洋化の影響(西洋式では上座が日本古来の上座と逆)だとか諸説ありますが、震災や戦争による資料の消失もあって、はっきりしていません。他の人形や飾りの並べ方が変わらなかった理由は、学術研究等の成果が待たれるところです。

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また、男雛と女雛の並びだけを見て、「関東式」か「関西式」かを判断するのは早計です。これは、官女や仕丁の持ち物の違いも合わせて判断されるため、早合点しないようにしましょう。

ちなみに、京式では、中央の官女は盃(三宝)ではなく島台を持ちますし、仕丁は箒、ちり取り、熊手を人形の前に置きます。関東式の仕丁が台笠(だいがさ)、沓台(くつだい)、立傘(たてがさ)を持つのと違いますね。

ただお店によって、また飾りをする人によっては、箒、ちり取り、熊手を仕丁に持たせる場合もあります。

雛人形はどこに飾るのが適切なのでしょう


雛人形はここに飾らなければいけない。と言うような決まりはありません。ただ、飾るのを避けたほうがいい場所はありますので、まとめてみました。

雛人形を飾る際に注意するべきポイントは、2つ。

■ 高温多湿な場所は避ける

■ 直射日光に長時間さらされる場所は避ける

なぜなら、2つとも「絹にとって大敵」だがらです。高価なお雛様ほど気をつけたいところです。高温多湿はカビや虫食いの原因に、直射日光の紫外線は変色の原因になります。

どうしてもな場合には、暖房や加湿器の場所を変えてみるとか、カーテンを利用するとかでも、効果がある場合があるので、ちょっと試してみてください。

上記2点に気をつけて、雛人形を飾る場所を決めましょう。昔だったら、座敷とか床の間とかだったのでしょうけど、現代では住環境もいろいろ。注意点を参考に飾りたい場所に飾りましょう。迷信が気になる人はその辺にも留意したらいいでしょう。それも含めての好きな場所にです。

ただ、いくら飾るところがなくても「キッチン」とかは、さすがにやめましょう。油分でひどいことになりますよ。

ひな祭り 雛人形の並べ方のまとめ


お雛様を飾り付けたら、何枚か写真に残しておくといいですよ。記念にもなりますが、何より、次の年に飾り付ける時に「どう並べたっけか?」とならずにすみます。撮った写真はプリントして、お雛様と一緒に保管しておけば、「写真どこにしまったっけ?」となることもないでしょう。

この記事がわずかでも、参考になれば幸いです。

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