節分の意味と由来を簡単に説明 いわしを食べる理由も

節分とは「季節を分ける日」「それぞれの季節がはじまる前の日」を意味します。

つまり、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日は、すべて節分と呼ばれます。江戸時代までは、節分といえば、この年4回を指していましたが、現代では、立春の前の日の節分だけを指すことが多くなりました。

そこで、節分の意味と由来を簡単に分かりやすくまとめてみました。あと、節分にいわしを食べる理由もまとめてみました。


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節分の意味と由来


節分とは、「季節を分ける日」「それぞれの季節がはじまる前の日」の意味

節分とは、雑節の一つ。雑節とは、季節の移り変りをより適切に把握するために作られた、特別な暦日(れきじつ)のこと。彼岸、土用なども雑節の一つ。

暦日(れきじつ)とは、ある暦法によって定められた、こよみの上での一日を指します。

暦法とは、天体の運行に基づいて暦を作る方法のことで、主として太陽と月が用いられ、

  • 月の運行に基づいた暦を、太陰暦
  • 月と太陽の運行に基づいた暦を、太陰太陽暦
  • 太陽の運行に基づいたえ暦を、太陽暦

と、します。現在私たちが使っている「グレゴリオ暦」は太陽暦ですが、以前日本では、太陰太陽暦が使われていました。太陽暦は明治6年に採用されましたが、その直前に使われていた、太陰太陽暦の一つである「天保暦」と呼ばれる暦法のことを、一般的に、「旧暦」と呼びます。

旧暦では、立春が一年のはじまりの日とされていたために、その前の日、つまり「節分」は、現在の大晦日に相当する大事な日でした。そのため、他の節分の日よりも重要視され、節分といえば、立春の前の日の節分(2月3日頃)を指すように。

昔は、季節の分かれ目に邪気が入りやすいと考えられていて、年の分かれ目には、とくに邪気が入りやすいとされていたために、立春の前の日の節分が重要視され、また、旧暦では春から新しい年がはじまるとされていたために、立春の前日の節分(2月3日頃)の豆まきは、新年を迎えるための邪気祓いの意味がありました。

古代中国では、大晦日に「追儺(ついな)」と呼ばれる邪気祓いの行事があり、桃の木で作った弓矢を射って、鬼を追い払う行事だったそうです。この行事が、奈良時代に日本に伝わり、平安時代に宮中行事として採用されました。

節分に行われる豆まきは、宮中行事の追儺(ついな)と寺社が邪気を祓うために節分に行っていた豆打ちの儀式が合わさったもの考えられています。

節分の意味を簡単に説明すると?


節分とは、「季節を分ける日」「それぞれの季節がはじまる前の日」の意味

季節を分ける日なので、本来は年に4回ある

その4回は、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の日

つまり、2月3日、5月4日、8月6日、11月6日

ただし、現代では、立春の前日の節分(2月3日頃)だけを指すことが多い

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節分にいわしを食べる意味は?


節分にいわしを食べる習慣は主に西日本に多いとされます。これは「節分いわし」に由来し、節分いわしとは「いわしの頭をひいらぎの枝に刺したものを玄関に飾る」風習です。ただ、節分いわしの風習は近年になってからのもののようです。

では、西日本に多いとされる「いわしを食べる習慣」その理由は?

鬼はいわしを焼いたときに出る臭いが嫌い

鬼はいわしを焼いたときに出る煙も、嫌い

栄養豊富ないわしを食べることで、健康と無病を願う

などの理由があります。臭いや煙に関しては「節分いわし」にも通じる理由です。

また、DHAやカルシウム、カルシウムの吸収を高めるビタミンDも含まれる栄養豊富な、いわしを食べることで健康と無病を願うのは、まいた豆を、自分の年の数だけ食べると、一年間は病気をしないとされる節分本来の意味にも通じる理由です。

※まいた豆を、自分の年の数に1つ足して食べる地域もあります。

節分の意味と由来のまとめ


節分の習慣は、古代中国の「追儺(ついな)」と呼ばれる、大晦日に行われた邪気祓いの行事に由来する。奈良時代に日本に伝わり、平安時代に宮中行事に取り入られたあと、宮中行事の追儺(ついな)と寺社が邪気を祓うために節分に行っていた豆打ちの儀式が合わさったものとされる。

節分とは、「季節を分ける日」「それぞれの季節がはじまる前の日」を意味し、本来は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の日の年4回だが、現代では立春の前日の節分(2月3日頃)だけを指すことが多くなった。

その理由は、旧暦では立春が一年のはじまりの日とされていたために、その前日、つまり「節分」は、現在の大晦日に相当する大事な日。そのため、他の節分の日よりも重要視され、節分といえば、立春の前の日の節分(2月3日頃)を指すようになった。

節分にいわしを食べる習慣は西日本に多い。いわしを焼くときに出る煙と匂いが鬼を追い払うとされる。また、栄養豊富ないわしを食べることで、健康と無病を願う意味もある。

この記事がわずかでも、参考になれば幸いです。

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