OLの由来や意味と英語表現  美称として誕生した言葉の歴史と現在

女子事務員の美称として誕生した「OL」ですが
その実体は時代とともに変化しているようです。

OLの由来を紐解くと、女性週刊誌の一般公募なのだとか。

OLの言葉が誕生する以前は「ビジネスガール」、
略して「BG」と呼ばれていたそうです。

OLの意味や英語圏での表現の仕方について
歴史をふまえて具体的にご紹介いたします。


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OLの意味と語源を解説 一般公募で選ばれた呼び方って本当?


早速、OLの意味と語源を解説していきますね。

「OL」という言葉は一般募集によって誕生しました。

1964年(昭和39年)、東京オリンピック開催にあたり、
週刊誌『女性自身』が、それまで使われていた
「ビジネスガール」に変わる名称を募りました。

読者投票の結果、1位を獲得したのが「OL」だったのです。

11月25日は『女性自身』が《働く女性=OL》としたことから
《OLの日》と言われています。

本来OLは、事務職のサポート業務を行う女性社員をさしました。

時代を経るうちにサラリーマンの女性版や
総合職の女性を表す意味でも使われるように。

一方で、女性の社会進出が増すにつれ「OL」と
呼ばれることに抵抗感を示す女性も出てきました。

確かに、

バブル時代のOL
就職氷河期のOL
IT時代のOL

とではイメージが違ってきますよね。

では、OLに変わる呼称はあるのでしょうか。

2010年10月実施のオリコンモニターリサーチ
によるインターネット調査によると

・ワーキングウーマン
・キャリアウーマン
・ビジネスウーマン

といった回答が多数を占めたそうです。

ここで興味深い点をひとつ。

コンサイスカタカナ語辞典1994年初版(三省堂)には

・オフィスガール…女性事務員
・サラリーガール…会社勤めの女性、OLとも
・ビジネスガール…女子事務員、女性会社員、略してBG

といった和製英語が出ています。

1990年代前半は「ガール」が主流だったのに対し
2010年は「ウーマン」が支持を得ているんですね。

時代の変遷とともにたくましなってきた女性の意志が
反映されていると思いませんか?

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OLは英語圏では何と言う? 表現方法を具体的にご紹介


OL(office lady)は和製英語なので、英語圏では通じません。

日本のOLのニュアンスに一番近い英語は

《office worker》でしょう。

男女平等が叫ばれる昨今、職業名で男女を
区別することは避ける傾向にあります。

看護婦・スチュワーデス・ウエイトレスと同様、
OLもこのくくりに入ります。

《office worker》なら、この点もクリアできるというわけです。

女性と男性とで呼称を変えることはありません。

英和辞典には《office girl》という単語も出てきますが
個人的には訳語が少しひっかかります(苦笑)。

・会社などの若い女性社員、使い走りの女性
・会社の雑用係の少女
・使い走り(雑用係)の女子職員
・事務所の雑用係の女性
・雑用や使い走りをする女子事務員

バリバリ働いている女性のみなさん、どうですか。
ちょっとモノ申したくなりません?

「OL」の意味でこの単語を使うのは、やめておきましょう(苦笑)。

日本では「わたしはOLをしています」と言っても
違和感ありませんが英語にはぴったりの訳語がありません。

英語圏では《会社員》というジャンルが存在しないのです。

「What do you do?(ご職業は)」と訊かれて

「I’m anofficeworker(OLです)」と答えても

英語の《office worker》では範囲が広すぎて

「で、結局、なにやってるの?」と相手は思うわけです。

海外では職業を尋ねても

「I’m an office worker」

と返ってくることはまずありません。

たとえばアメリカでは一般社員やアルバイトにも
肩書があたえられるので、「I’m a 〇〇」と具体的な
職能を伝えるのが一般的。

主な職としては以下があげられます。
・一般事務員…administrative assistant、office administrator
・秘書…secretary
・銀行員…bank clerk
・営業員…salesman
・営業部の一般事務…Sales assistant
・公務員 Public servant、council worker

企業名だけで仕事内容がわかる場合は、
「I work for Sony.」と答えてもOKです。

OLの由来についてのまとめ


OLの由来について書いてきましたが、いかがでしたか?

「OL」は「office lady」の頭文字。
英語にすると《office worker》が一般的。

海外で答える場合は、具体的な肩書や仕事内容を伝える。
と覚えておくとよいでしょう。

そういえば「OLはold ladyからとった頭文字だ」
というオヤジギャグ(?)があったことを思い出しました。

自虐ネタなら笑えるのに、人に言われるとムッとくる
のはなぜでしょう。心が狭いんでしょうか(苦笑)。

余談になりますが、今回調べ物をしていて衝撃だったのが

コンサイスカタカナ語辞典に出ていた「キャリアウーマン」の説明。

  • キャリアウーマン…職業婦人。
    1978年(昭和53年)登場「跳んでる女」などと呼ばれた。

と、跳んでる?! 爆笑でした……。

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