ペットボトルのペットの意味とは?英語で飲み物を注文する時の言い方

ペットボトルのペットの意味とは何でしょう?

日常で使われているカタカナ語のなかには、
英語圏の外国人に通じない単語がたくさんあります。

いわゆる《和製英語》というものです。

今やすっかり定着した《ペットボトル》もそのひとつ。
海外旅行の際などに思わぬ恥をかかないためにも、
ここで正しい意味や知識を身につけておきましょう。


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目次

ペットボトルのペットとは? ポリエチレンテレフタレートって何?


そもそもの話、「ペットボトルとは、どんなもの?」
と聞かれたらどう答えますか。

イメージはできても、言葉で伝えるとなると
難しいのではないでしょうか。

ペットボトルとは――
「軽くて割れにくいペット製のボトル(=瓶状)容器」のこと

《ペット製》が《PET》にあたります。では、PETって何でしょう。

これは――

Polyethylene terephthalate(ポリエチレンテレフタレート》という樹脂を意味する単語の太字部分をとった略語になります。

実は海外では通じない!? ペットボトルを英語ではこう言います


ペットボトルは和製英語ですので、
英語圏でペットボトルと言っても通じません。

では、ペットボトルのことを
英語で伝えるには、どう表現するのでしょう?

英和辞典で「pet」と引いてみてください。
「愛玩動物・お気に入り」という意味しかのっていません。

当然、「pet bottle」と引いても出てきません。

大文字の「PET」で引いて初めて
「Polyethylene terephthalate」と出てきます。

そのあとに「日本でいう《Pet bottle:ペットボトル》のこと」
と説明が続き、親切な辞書になると
「英語では《plastic bottle》という」と注釈が入ったりします。

ペットボトルは英語で《plastic bottle》と言うんですね。

英語圏で《PET》を使いたい場合は
「ピーイーティー」と発音すると、すぐに通じます。

「ペット」と発音すると
「愛玩動物・可愛がっている生き物」、

日本でいうところの犬などの「ペット」の意味で
とらえられてしまいますので注意が必要です。

海外で飲み物を注文する際、
缶かペットボトルかを選ぶ場合がありますね。

そんなときは

  • I’ll have the Plastic bottle please.(ペットボトルのほうをお願いします)

  • I’ll have the canned drink please.(アルミ缶のほうでお願いします)

と答えればよいでしょう。

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余談になりますが、

「缶入りの」と言いたい場合は
「can drink」ではなく
「canned drink」となります。

イギリス英語では「tinned drink」です。

たとえば「缶ビール1本」と言いたいときも
「a can beer」ではなく、
「a canned beer」もしくは「a can of beer」となります。

ペットボトルのペットの意味まとめ


ペットボトルのペットの意味について
お話してきましたが、いかがでしたか?

日本で定着しているカタカナ語は、
大半が和製英語だと思ったほうがいいでしょう。

その一方で、ちゃんとした英語であるにもかかわらず、
カタカナ語として日本で使われている意味と、
英語圏で使われている意味とのあいだに大きな
齟齬があるものもあります。

その代表的な例が「リベンジ」です。
英語圏でも通じるカタカナ語ですが、
くれぐれも口にしないように!大変危険です。

日本人は英語が話せないと言われながら、
和製英語だけは自由に駆使しています。

本来の意味とは違う多くのカタカナ語の浸透が、
英語に対する苦手意識を助長させる一因となっている
気もするのですが、どうでしょう。

では最後に、本を2冊ご紹介。
興味のある方は是非ご一読を!

『ペットボトルは英語じゃないって知っとうと!?』アン・クレシーニ著

ペットボトルは英語じゃないって知っとうと!? [ アン・クレシーニ ]

価格:1,080円
(2019/1/27 20:55時点)

日本ではおなじみのカタカナ語を、200を超える実例とともに
博多弁を使いこなす北九州市立大学の准教授が徹底解説。

和製英語を「こんな素敵な言葉を考えた日本人は天才やん!」と語る著者。
英語が苦手な方でも、楽しく学べることうけあいです。

『そのカタカナ英語。外国人には通じません』ダニエル・カール著

そのカタカナ英語、外国人には通じません (Forest 2545 shinsyo) [ ダニエル・カール ]

価格:972円
(2019/1/27 21:02時点)

山形弁でもおなじみのタレント、ダニエル・カールさんですが
日本での生活が30年以上におよぶことから、

母国でもついつい和製英語を使ってしまい通じないこともあるのだとか。
200語を超えるカタカナ語を取りあげ、正しい英語を解説してくれます。

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