年賀状宛名の書き方 横書きはダメ?連名やバランスのとり方

年賀状の宛名が横書きだとちょっと違和感をおぼえる私です。若い世代には気にならない人が多いと聞くと「そうか、私も、もう若くはないのだな。」と感慨深げ。

ところで、年賀状の横書きってどうなの? 基本縦書きですよね? と検索開始。

年賀状の横書きがOKなら連名で書く場合は? バランスのとり方は? と年賀状は縦書きでしか書いたことのない私が調べてみました。


スポンサーリンク

目次

年賀状 宛名の書き方 横書きはダメなの?


年賀状は縦書きでしか書いたことはありません。送られてくる年賀状もほぼ、縦書き。しかし、横書きの年賀状が全く来ないわけでもなし。その数枚の横書きに書かれた宛名を見て、少なからず違和感を感じるのは私だけでしょうか?

年なのか? 年賀状は縦書きでしょ? が体に刷り込まれているよう。でも、若い世代には案外、違和感はない模様。逆に横書きのほうが読みやすいし。という意見も。

年賀状の決まりとか、マナー的にはどうなのでしょう?

調べてみても、年賀状に絶対にこう書かなければいけません。と言うような決まりは見当たりません。本来、年賀状は旧年中の厚誼の感謝と新しい年に変わらぬ厚情を依願する気持ちを相手に伝えるために用いられる場合が多いわけですから、気持ちが伝わるなら書き方に決まりはないということでしょうか。

ただ、長年の慣習(起源は平安時代という説も)の中で培われてきた作法というか、マナーが存在するのもまた事実。

では、年賀状の宛名の横書きに関してはどうでしょう?

年賀状の宛名は、縦書き横書きのどちらでも良いとする見解もありますが、一般的には目上の人に出す場合や仕事上の関係者に出す場合は横書きはマナー違反とされます。年配の方の中には「しきたり」を重んじる方が多いので縦書きが無難です。

逆に言えば、親しい友人などに出す場合は横書きでもかまわないでしょう。

未来には「昔、年賀状って縦書きだったらしいよ。」なんて時代が来るかもしれませんが、今はまだ、基本は縦。親しいなら横もあり。くらいの捉え方が無難だと思います。

スポンサーリンク

では、親しい友人に横書きで書く、もしくは、どうしても横書きにしたい場合ですが、表と裏の書き方は統一するのが常識とされています。裏が横書きなら表の宛名も横書きにします。また番地などの数字は、縦書きの場合は漢数字を、横書きの場合は算用数字を使いましょう。

年賀状 宛名の書き方 連名を横書きで書くには?


まず、縦書きで年賀状の宛名を連名にして書く際の基本ですが、家族や夫婦など、複数の名前を連名で書く際は、必ずすべての名前に「様」を付けます。家族の代表者のみを書く際は、代表者の名前に「様」を付け、左脇に「ご家族の皆様」「ご一同様」などを付けるのが一般的です。

上記の基本を横書きで書く場合ですが、家族全員の名前はスペース的に書けない状況も考えられます。その際は、代表者の「様」に揃えるように「ご家族の皆様」「ご一同様」などを付けるのが良いと思います。

次に会社宛てなど仕事関係者宛の年賀状を連名で出す際の基本ですが、社名や部署名と相手の名前を併記する場合は、社名や部署名には敬称を付けないで、個人名の下に「様」を付けます。会社宛て、部署宛てのみの際は「様」ではなく「御中」を付けます。社名も略さずに(株)ではなく「株式会社」とするのがマナーです。

ただし、ビジネス上の関係者に年賀状の宛名を横書きで書くのは失礼に当たりますからやめましょう。仕事関係は縦書きで。

年賀状 宛名の書き方 バランスをとるためのひと工夫


年賀状の宛名の書き方で横書きにしたい場合というのは、そのほうがバランスがとりやすいという理由があってのこともあるでしょうから、ここでのひと工夫というのは主に縦書きで書く場合のためのものです。

書きはじめに、宛名の名前から書いてしまう方法はどうでしょう? 最初に名前をハガキの中央に書くことによって全体のバランスがとりやすくなります。また、住所をあとで書くために、住所の文字を手で擦って汚してしまう危険もなくなります。

その他に、年賀ハガキにあらかじめ薄く線を引いておくのも全体のバランスを整えるのに役立つと思います。多くの方が試している方法かもしれませんが、一応、役立つ場合もあるかと思い記載させていただきました。

まとめ


年賀状の宛名を横書きにするのは、親しい人に出す場合以外はマナー違反とみなされる。

年賀状の宛名を連名で横書きで書く場合にスペースが厳しい場合は、代表者の名前以外は「ご家族の皆様」「ご一同様」としたほうがキレイに収まる。

ビジネス上の年賀状では宛名の横書きはマナー違反。略字を使わずに書くのがマナー。

年賀状の宛名を書く際は、ひと工夫すると全体的にバランスがとりやすくなる。

この記事がわずかでも、参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

記事タイトルとURLをコピーする
カテゴリー