適時と適宜の違いをわかりやすく解説 大人のたしなみを身につけよう

日本語には似たような意味や使い方の言葉も多く
つい混同してしまうようなこともあるかと思いますが、
社会に出るとこういった細かい差にも気を配る必要が出てきます。

相手と誤解なく業務を遂行するためにももちろん、
取引先企業にこの違いも判らないレベルの低い社員を
雇った企業と思われないためのたしなみというものです。

今回は適時と適宜の違いを解説します。


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適時と適宜 まずはそれぞれの正しい意味と使い方


さて、それぞれの意味と使い方ですが、

適時は

「ちょうどよい時」

適宜は

「状況によく合っていること。また、そのさま。」

「便宜に従うこと。その時々に応じて、各自の判断で行動するさま。」

という意味があります。

ちなみに適宜は「てきぎ」と読みます。
宜の字は宣言の宣の字に似ていますが違う漢字です。

「てきせん」などと読んで
恥をかかないように気をつけましょう。

説明をまとめると時間に限られず
様々なところでつかえる適宜の方が
使える幅が広いということになります。

適時はタイミングよくとか、
そういったニュアンスがありますが、
適宜には「状況に応じて、その都度〇〇する」
ようなニュアンスがあります。

もっとも、最近は適時でもそのような使い方をする人も
それなりに見られるので意味が混ざり合いつつあるのは確かなようです。

適時と適宜 具体例を参考にして正しく使い分けましょう


適時であれば

「洗濯を、適時行ってください。」

じっさいにこんな言い方で洗濯を
お願いする人はいないかと思いますが、

このように使われた場合、
洗濯を何日の何時にするように、という指示ではなく、
指示された人の判断でいつやるかを決めればよい、
という意味になります。

適宜なら

「本日の人員配置図を配ります。各人の担当業務を一覧にしましたが、業績を上げるためにできることがあれば適宜行ってください」

こういった指示もまた実際にあるかは別として、
担当業務だけやればいいのではなく、
各自の判断でよりよい業務をおこなってください、
という意味になります。

乱暴に分けてしまうなら、
時間に限定する言い方なら適時、
それ以外は適宜という考え方でも良いでしょう。

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適時と適宜以外にも似た言葉はありますよね


適時、適宜の他にも「ちょうどよい」
という意味合いをもつ言葉として適当や、
状況に応じて行動する言葉として随時など、
似たような意味合いを持つ言葉は他にもたくさんあります。

ちなみに適当はよく、でたらめとかいい加減といった
そういった意味合いで使う人もそれなりに見掛けます。

本来は

「ある条件・目的・要求などに、うまくあてはまること。かなっていること。ふさわしいこと。また、そのさま。」

のことを指します。

最近は前述の悪いニュアンスの方も
辞書に載っているようで、
ますます言葉の意味は広がり、
ややこしくなりつつあるようです。

随時は

「適宜な時に行うさま。その時々。」

という意味です。

辞書の言葉通りに解釈するなら適時とかわりませんが、
随時は漢字の成り立ちとして「時に随(したが)って」
と読むことができます。

つまり、「そのときの条件に従って」ということです。

「随時」も自分の判断ですることは同じですが
「その時の条件にしたがって行動する」という点に違いがあります。

様々な言葉を状況に応じて使い分ける
というのは日常会話のなかで意識して
行うのは困難ですが、
文章を書くときには意識した方が良いでしょう。

今ではネットで大体の意味を調べられる時代になっていますが、
調べるにはまず、どれとどれが似ているか、
近い意味合いであるかをある程度調べる側が
把握していないとうまく検索できません。

普段から文字に触れることをお勧めします。
ややこしい言葉がたくさんあり、
使い分けが面倒と言う気持ちもよくわかりますが、
こういう違いというのは慣れてくると逆に探すのが面白くなるものです。

これを機会に自分の身近な言葉も似ている言葉がないか、
調べてみるのも良いかもしれませんね。

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