.htaccessやmod_rewriteに関する詳細はApacheの公式ドキュメントを参照してください.

目次

• .htaccess自体へのアクセスを拒否
• ファイル一覧を表示させない
• 特定のホスト/IPからのアクセスを拒否
• 永久的なリダイレクト
• 基本的なリライト
• 静的URIで動的URIのコンテンツへアクセスする
• 特定のURIでのアクセスに対して404を返す
• www無しに統一
• index.html(.php)無しに統一
• デフォルトのエラーページを変更

.htaccess自体へのアクセスを拒否

「.ht」から始まるファイルへのアクセスを拒否します.

<Files ~ "^\.ht">
deny from all
</Files>

「"」で囲まれた部分に正規表現が使用できるので、任意のファイルへのアクセスを拒否することができます.

ファイル一覧を表示させない

index.htmlなどが存在しない場合にディレクトリの内容を表示させないようにします.

Options -Indexes

または次のようにします.

IndexIgnore *

特定のホスト/IPからのアクセスを拒否

example.comまたは000.000.000.000からのアクセスを拒否します.

order allow,deny
allow from all
deny from example.com
deny from 000.000.000.000

example.comまたは000.000.000.000からのアクセスのみを許可するには全ての「allow」と「deny」を逆にしてください.

永久的なリダイレクト

/foo/以下をhttp://example.com/へ永久的な変更としてリダイレクトします(サイトの引っ越しなど).

Redirect permanent /foo/ http://example.com/

基本的なリライト

/foo
へのアクセスで
/what_is_the_meaning_of_life.php
の内容を返します.

RewriteEngine On
RewriteRule ^foo$ what_is_the_meaning_of_life.php [QSA,L]

静的URIで動的URIのコンテンツへアクセスする

/page-123.html
へのアクセスで
/page.php?id=123
の内容を返します.

RewriteEngine On
RewriteRule ^page-([0-9]+).html$ page.php?id=$1 [QSA,L]

RewriteRuleの第1引数には正規表現が使用でき、括弧()で囲んだ部分は後方参照として第2引数へ引き継がれ、$1, $2, $3..のようにして利用することができます.

特定のURIでのアクセスに対して404を返す

http://example.com/でのアクセスに対して404を返します.

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.com
RewriteRule ^(.*)$ - [R=404,L]

www無しに統一

http://www.example.com/
へのアクセスを
http://example.com/
へ301リダイレクトします.

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com
RewriteRule ^(.*)$ http://example.com/$1 [R=301,L]

index.html(.php)無しに統一

http://example.com/foo/index.html
へのアクセスを
http://example.com/foo/
へ301リダイレクトします.

RewriteEngine On
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^(.*)/index\.(html|php)
RewriteRule ^(.*)index\.(html|php)$ http://example.com/$1 [R=301,L]

デフォルトのエラーページを変更

ErrorDocument 403 /your_403_error_page.html
ErrorDocument 404 /your_404_error_page.html
ErrorDocument 500 /your_500_error_page.html

以上です.

すべての「今日の一言」を保存しておきたいのならカスタム投稿などを使えば良いと思いますが、今回は管理画面のメニューに独立したページとして設定画面を作成してみます.

↑このあたりに追加します.

以下のコードをfunctions.phpなりに記述してください.

if( is_admin() && is_user_logged_in() ){

	// 設定画面におけるコンテンツ部分のhtmlを出力する
	function my_little_setting_html(){
		$html .= <<< EOD
			<div class="wrap">
				<h2>ちょっとした設定</h2>
				<form action="" method="post">
					<div>
						<h3>今日の一言</h3>
						<div><textarea style="width:60%;height:160px;" name="word_of_day"></textarea></div>
					</div>
					<div style="margin:16px 0 0 0;">
						<input type="submit" value="更新" class="button button-primary" />
					</div>
				</form>
			</div>
EOD;
		echo $html;
	}

	// 管理画面のサイドメニューにオリジナルの項目を追加する
	function add_my_little_setting_custom_menu(){
		add_menu_page('ちょっとした設定', 'ちょっとした設定', 'edit_posts', 'menu_my_little_setting', 'my_little_setting_html');
	}

	// add_menu_page()をadmin_menuにフックする
	add_action('admin_menu', 'add_my_little_setting_custom_menu');
}

さて、実はこれだけで設定ページは追加されました.

アクセスしてみるとこんな感じです.

※更新はまだできません.

コードの解説

管理画面メニューにオリジナルのカスタムメニューを追加するにはadd_menu_page()を使用します.

Function Reference/add menu page « WordPress Codex

この記事の執筆時点(14/05/17, wp最新:3.9.1)において、日本語版のWordPress Codexの該当ページは古くなっていますので、英語版を参照してください(引数が違っていたりします).

正しい使用法はこのようになります.

<?php add_menu_page( $page_title, $menu_title, $capability, $menu_slug, $function, $icon_url, $position ); ?>

$page_title

(string) ページのタイトル. titleタグなどに使用される.

$menu_title

(string) メニューのタイトル. (通常左側の)メニューに表示される.

$capability

(string) カスタムメニューにアクセス可能なユーザー権限. ユーザーレベルは非推奨あり、ここに使用するべきではない.

$menu_slug

(string) ユニークなメニューのスラッグ. 他と被らなければ任意の文字列で良い.

$function

(string) カスタムメニューページのコンテンツを表示する関数の名前. 上の例で言う"my_little_setting_html".

$icon_url

(string) メニューのアイコン. オリジナルの画像やDashiconsを利用可能.

$position

(integer) メニューの表示位置.

なおadd_menu_page()は、内部でadd_menu_page()を実行する任意の関数をadmin_menuにフックして使用します.

<?php add_action('admin_menu', 'add_my_little_setting_custom_menu'); ?>

「今日の一言」を更新できるようにする

上に書いたものだけでは、「設定するためのページを作っただけ」ですから、ちゃんと動くようにしてみましょう.

今回のような、ちょっとしたものをWordPressに保存しておきたい場合には、update_option() / get_option()が便利です.

Function Reference/update option « WordPress Codex
Function Reference/get option « WordPress Codex

update_option()はサイトオプションを更新するための関数です.

通常は「管理画面 > 設定 > 一般」などにおいてサイト名やサイトの説明などのオプション更新に使用されていますが、独自のオプション情報を保存することもできます.

使い方はこのようになります.

<?php update_option( $key, $value ); ?>

オプション情報はkey-valueの形で保存されます.

$keyには他と被らない任意の文字列, $valueにはそのキーで保存する値(配列も可能)を渡してください.

オプション情報を更新する仕組みを組み込んだものが以下です(コード全文).

if( is_admin() && is_user_logged_in() ){

	// menu_my_little_settingによるオプション情報の更新
	if( !empty($_POST['from_my_little_setting_html']) && current_user_can('edit_posts') ){
		if( isset($_POST['for_word_of_day']) ){
			update_option('word_of_day', $_POST['for_word_of_day']);// 保存
		}
	}

	// menu_my_little_settingのコンテンツを出力
	function my_little_setting_html(){
		$func = __FUNCTION__;
		$wod = get_option('word_of_day');// 読み込み
		$html .= <<< EOD
			<div class="wrap">
				<h2>ちょっとした設定</h2>
				<form action="" method="post">
					<div>
						<h3>今日の一言</h3>
						<div><textarea style="width:60%;height:160px;" name="for_word_of_day">{$wod}</textarea></div>
					</div>
					<div style="margin:16px 0 0 0;">
						<input type="hidden" name="from_{$func}" value="1" />
						<input type="submit" value="更新" class="button button-primary" />
					</div>
				</form>
			</div>
EOD;
		echo $html;
	}

	// カスタムメニューを登録
	function add_my_little_setting_custom_menu(){
		add_menu_page('ちょっとした設定', 'ちょっとした設定', 'edit_posts', 'menu_my_little_setting', 'my_little_setting_html');
	}
	add_action('admin_menu', 'add_my_little_setting_custom_menu');
}

コードの解説

はじめのコードから、追加した点は以下の2つです.

• オプション情報の更新処理
• コンテンツの出力関数内で、オプション情報の取得と、更新処理に向けたフォーム項目の追加

current_user_can()の引数にはadd_menu_page()で指定したユーザー権限と同じものを設定するようにしてください.

以上になります.

快適なWordPressでよい週末を!

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先日公開した世界一面白くないWEBサービスことCuratorに関してですが、

ありがたいことに「ブックマークレットが用意されていなくて不便だ」というご意見をたくさんいただいたので、

簡易的なものですが、ブックマークレットを作りました.

javascript:(function(){var%20u=[ユーザーID],w=window,d=w.document,l=w.location.href;w.open('https://crtr.jp/user/'+u+'?mode=post&post_url='+l);})();

以上のスクリプトをコピーして、ブラウザのブックマークのurlに設定してお使いください.

その際「[ユーザーID]」の部分は、ユーザーページのurlに含まれている16桁のID(数字)に置き換えてください.
例えば自分のページのurlが「https://crtr.jp/user/3602851018279402」であれば「3602851018279402」です.

ブックマークレットの詳しい使い方は「ブックマークレット 使い方」で検索してください.

Curatorとは

コンセプト

毎日をもっと面白く!

「考えること」は誤解されがちですが、本来とても楽しい行為です. どんなに忙しい人も、毎日少しの時間、意識的に何かについて考えてみてはいかがでしょうか. インターネット上の話題なら、Curatorがお供します.

ところで、何が「世界一面白くない」のか

それでは、どうぞご利用ください

4/16追記

• 2014.4.11 ネット上のコンテンツをコメント付きで記録　“世界一面白くない”キュレーションサービス「Curator」 - ITmedia ニュース ／ dara-clip
• 2014.4.11 自称”世界一面白くない”キュレーションサービス「Curator」がスタート。 - Jimeishi
• 2014.4.11 自分のコメント付きでURLを保存できるキュレーションサービス「Curator」 | TechMemo
• 2014.4.27 「Curator」を開発した大学生 @g737a6b さんがスゴいんですけど